2019.4.22
子どもの健康(乳幼児編)
厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について
国民全体で考えることを目的に
毎年5月5日「こどもの日」から1週間を「児童福祉週間」と定めています。
今回は子どもの健康(乳幼児編)についてお話しします。
◯赤ちゃんが生まれてからの18ヶ月
生まれてからの12ヶ月で赤ちゃんは
1.首座り期(3-4ヶ月頃)
2.おすわり期(7-10ヶ月頃)
3.歩き始め期(10ヶ月-18ヶ月頃)
の三つの大きな山を越えて成長します。
脳はこの頃までに大人の70%程の大きさにまで発達します。
そして、よい刺激を多く与えることによって
細胞の数を増やすことができるのです。
また、親とのスキンシップや身体をうごかす手伝いをしてあげることが
精神の健康につながります。
優しいマッサージは赤ちゃんがリラックスできる最高のスキンシップです。
◯かかりやすい病気
赤ちゃんは免疫が弱いため、風邪などの感染症にすぐ感染します。
病気によっては予防接種で十分に防ぐことができます。
各自治体で推奨されている定期予防接種は無料で受けられますので
保健所等に確認してみましょう。
以下では代表的な病気をお伝えします。
・突発性発疹
突然の発熱(38〜39℃)が3〜4日続き、解熱と共に発疹が出ます。
特別な治療は必要としません。
・水疱瘡(予防接種あり)
周りが赤い小さな水泡ができ、やがてかさぶたとなります。
1週間くらいで治ります。
・麻疹(はしか/予防接種あり)
伝染性が極めて強い。かぜの症状に始まり、全身に発疹が出てきます。
余病(肺炎、気管支炎、中耳炎、脳炎など)が出やすいので注意が必要です。
・手足口病
手、足、口の中、尻に赤いブツブツができて痛みを訴えることがあります。
一般的に、それほど心配はありませんが、
まれに症状が進み「無菌性髄膜炎」や 「脳炎」を併発して死亡する例もあり
油断はできません。
◯子どもの健康管理
毎日、食欲や便の様子、機嫌を確認しましょう。
発育・発達、病気の有無を確認するため、定期的に健康診断に行きましょう。
また、かかりつけの医師がいれば、適切な時期に
その子に応じた診療や指導が受けられます。
緊急時にも、良い相談相手になってもらえます。
こんな時はすぐに病院へ
◯発熱
せきや下痢、吐き気がありぐったりして顔色が悪い時。
意識がはっきりせず、ひきつけを起こしたなどのとき。
◯ひきつけ
子どもの脳は未熟なので、急に発熱するとひきつけを起こしやすいのです。
1〜2分で落ち着くので、あわてずに様子を見てから医師に連絡します。
◯腹痛
お腹を抱えるようにうずくまり、激しく泣く、血便が出る
顔色が青ざめているときは、重い病気のおそれがあるので
すぐに医師に相談しましょう。
子どもたちがすくすくと元気に、幸せに育つために出来ることを
みんなで考えていきましょう。
今回ご紹介した詳しい内容は小冊子「子どもの健康」に掲載しています。
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監修:医学博士 中原英臣
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