2018.11.9
COPD〜慢性閉塞性肺疾患〜
毎年11月中旬の水曜日に定められている”世界COPDデー”。
今年は11月21日が世界COPDデーです。
慢性閉塞性肺疾患またはタバコ病ともいい、あまり知られていませんが
放っておくと呼吸不全や心不全を引き起こすこともある怖い病気です。
今回は2週にわたりCOPDについてお伝えします。
COPDの症状
過去に喫煙をしていた人やタバコをすっている人
そして身近にタバコを吸っている人がいる場合
下記の症状が出たらCOPDというやっかいな病気かもしれません。
●風邪でもないのに咳やたんがつづく
●たんが粘りついたり膿がまじる
●呼吸するときヒューヒュ、ゼーゼーいう
●朝方に頭痛がする
●坂道で息が切れる
●歳のわりに疲れやすい
日本の患者数は530万人以上
COPDの患者数は年々増加しており
2001年の調査では推定患者数は約530万人に上ると発表されました。
※ NICE(Nippon COPD Epidemiology)スタディ:
2001年に行われた、40歳以上の男女2,666名のデータによる大規模疫学調査
WHO(世界保健機構)の統計では
今後10年間でますますCOPDの患者数と死亡率が高まると予測されています。
米国では、2020年には45歳以上の死亡原因の第3位になると予測されており
死亡率の上位にある冠疾患や脳卒中が減少しているのに対し
COPDによる死亡率は大幅に上昇しています。
COPDは肺の生活習慣病
よく知られている「肺気腫」や「慢性気管支炎」は
COPDに含まれる代表的なものです。
最初は、咳、痰、息切れなどのありふれた症状で始まります。
ほとんどの人は知らないうちに病状が進み
軽い症状が出てから10数年経って
異常に気づいたときにはすでに重症化していることがあります。
自覚がなくても病状は進行しています。
異常を感じたときには重症になってしまっていることが多いので
できるだけ早く、正しい診断・治療を受けることが、何より重要なのです。
次回は重症化するとどうなるのか、検査、治療方法をお伝えします。
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