2019.1.22

がん〜日本人の死亡原因第一位

毎年2月は日本生活習慣病予防協会が定めた「生活習慣病予防月間」です。

今回は日本人の2人に1人がかかる生活習慣病「がん」についてお話しします。

 

日本人の3人に1人ががんで死亡している

2017年にがんで亡くなった人は37万3334人。

死亡総数の約3割を占めており、36年間連続で死因のトップになっています。

 

死亡原因

 

増えているがん・減っているがん、どちらも生活習慣が関係しています。

 

●肺がん

死亡者数は増加傾向にあります。

1993年以降、男性の死亡率においてトップであり女性では第2位です。

初期の自覚症状がほとんどないため、

ハイリスクグループにあたる人は年1回は検査をうけましょう。

肺がん

 

●大腸がん

男女共に死亡率が増えていて、男性では3位、女性はトップです。

要因としては、脂質の多い欧米型の食生活にあるといわれています。

しかし治療法が確実に進歩して、特に早期がんといわれる小さながんは、

ほぼ100%治るようになってきました。

早期には症状がほとんどないので、40歳を過ぎたら年に1回は

「免疫便潜血反応検査」などの検査を受けることが大切です。

 

●胃がん

日本人に多いがんで、死亡者数は男性では第2位、女性は3位です。

しかし、早期がんの発見率が高くなり、治療で治る胃がんも増え、

死亡率は低下の傾向にあります。

お酒を多く飲んだり塩辛い物をよく食べる人は、

胃がんになりやすいといわれます。半年に1回胃がん検査を受けましょう。

 

次回は肝臓がん・前立腺がん・乳がんについてお伝えします。

 

 

今回お伝えした詳しい内容は

生活習慣病 

 生活習慣病

監修:医学博士 中原英臣

 

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