2018.10.26
梅毒の症状と予防検査
梅毒の感染者数が昨年初めて5,000件を超えましたが
今年は8月22日集計の時点ですでに4,221件にのぼっています。
(NIID国立感染症研究所「IDWR 感染症発生動向調査週報)
梅毒の感染経路
主な感染経路は性行為による感染です。
まれに、胎児期に影響をうけることであらわれる”先天梅毒”もあります。
妊娠・出産期の20代女性の感染率が高くなっていることもあり
この年代は特に気をつけましょう。
原因はトレポーネ・パリダムという細菌で
抗生物質をつかった治療になります。
梅毒の症状
最初に症状が出てやがてそれは自然に消えても、病原体は体内に生存します。
●性的接触後2〜3週
赤みを帯びた硬い腫れ物が、病原体の侵入した体の部分にできます。
性器に出ることが普通ですが、時には口や肛門にも認められます。
この状態が1〜5週続きますが、痛みはありません。
また、足の付け根のリンパ節が腫れる等の症状がありますが
自然におさまってしまうため、この時期に症状に気づくことは稀です。
●性的接触後 数ヵ月から半年
胸や背中、手足に赤い斑点ができます。
脚の付け根や脇の下、首などのリンパ節が膨大します。
発熱、喉頭痛、全身不快、倦怠感などがみられます。
●性的接触後3年
皮膚や内臓にゴム腫と呼ばれる病気が起こります。
関節炎や手足の感覚喪失があります。
心臓、血管などが侵され、身体各部の機能が障害されます。
さらに進んで脳や脊髄にも病変が進行し、麻痺や痴呆になってしまいます。
心臓や脳などの障害、新生児の死亡や奇形があります。
梅毒の検査
病歴を聞いて診察をおこないます。
症状がある時は、血液検査や患部から検体をとって調べます。
梅毒の検査は、不安な性行為があった6週間後から判定が可能です。
皮膚科・泌尿器科・婦人科で検査がうけられるほか
各自治体で無料・匿名で検査をしているところもあります。
不安な場合は、すぐにHP等で調べて相談してみましょう。
最後に・・・梅毒の予防
まず、不特定多数のよくわからない相手との性行為は避けること。
そして最初から最後までコンドームを使うことです。
梅毒は長い年月をかけて身体のなかで徐々に進行していきます。
予防を徹底して、梅毒の感染蔓延にSTOPを。
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