2018.11.30
性感染症についてこどもと話そう
12/1は世界エイズデーです。
世界では様々なエイズ啓発のためのイベントが開催されますが
近年、人々のHIV/エイズへの関心が薄くなっていることも事実です。
身近な病気ととらえている方は未だ少ないのではないでしょうか。
エイズ・性感染症についてこどもと話していますか?
エイズや性感染症は、セックスから感染するケースが大半のため
子どもと話しづらい病気です。
しかし正しい知識と予防法を知ることこそ
子どもたちを性感染症から守る最善の方法です。
すべてのこどもたちがエイズや性感染症について
本当のことを知る必要があるのです。
日本で1日約2.6人が新たにHIVに感染しています
2018年8月27日発表『エイズ動向委員会』の報告によると
平成30年1月〜6月末の半年間で新規HIV感染者数は462人となりました。
現在も新規HIV感染者は年間約1,500人と患者数は増え続けています。
一方保健所等におけるHIV検査の報告件数は2008年以降減少傾向にあります。
また、性感染症で最も感染者の多いクラミジアの場合
平成29年一年間の10〜19歳の感染者数は2,166人に達しています。
こどもたちをエイズ・性感染症から守るために
病気やセックスについて子どもの年齢に合った話し方をしましょう。
テレビや雑誌・漫画などで病気について見聞きすることがあります。
まだ早いかな、と思ってもその時がチャンスです。
小学校低学年のこどもと話すこと
●具体的な例で話します。
例えば、傷口に絆創膏を貼るときに
「傷口があると、そこからバイ菌が入ってくるのよ。
だから、ちゃんとふさいでおきましょうね」や
「他の人の血液には、触らないようにするのよ」など。
●詳しく話す必要はありません。
例えば「セックスとは愛情を表現する方法のひとつで、
二人が体を寄せあうこと」などと話します。
小学校高学年のこどもと話すこと
●思春期について。胸の発達や生理、夢精のことなど。
●セックスの意味。
●血液の働きや免疫について。
●子どもの知っているエイズ・性感染症の知識の中で、間違いがあれば訂正し
むやみに悪いイメージを持たせないようにする。
中学生・高校生のこどもと話すこと
この年齢になると、アルコールや薬物、 セックスなどに関する
仲間からのプレッシャーに直面するようになります。
仲間からではなく、 両親から正しい話を聞くことが大切です。
●避妊やコンドームのこと。それがHIVなど感染の予防に有効であること。
●お酒や薬物が危険であること。
親とこのような話をしておけば、
何か不安を感じたときもこどもから話してくれる可能性が高まります。
HIVやクラミジア、梅毒などの性感染症は、誰もが感染する可能性があります。
大切な人を病気から守るために。
世界エイズデーをきっかけに、みんなで話しあってみませんか。
おすすめのパンフレット
家族で考えようエイズのこと
監修:エイズ予防財団
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エイズについてこどもと話そう
監修:医学博士 中原英臣
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