2019.1.10
インフルエンザを予防しよう
厚生労働省は1月9日、インフルエンザの発生状況について
患者数が44.6万人となり、注意報レベルを超えたと発表しました。
そこで今回は、インフルエンザから身を守る方法をお伝えします。
インフルエンザとかぜの違い
インフルエンザと“かぜ”は、原因となるウイルスの種類が違います。
通常の“かぜ”は、のどや鼻に症状が出ますが、
インフルエンザは急に38〜40度の高熱がでるのが特徴です。
インフルエンザの種類
インフルエンザにはおおきくわけてA型・B型・C型の3種類があります。
今年はA型、A香港型、B型の順で流行しているようです。
これらは毎年少しずつ変異をしているので
毎年インフルエンザにかかってしまうこともあります。
1シーズンでA型とA香港型にかかることもあるので注意しましょう。
咳やくしゃみ以外でも感染します
◎飛沫(ひまつ)感染
インフルエンザに感染した人の咳、くしゃみなどと一緒に
飛び出たウイルスを口や鼻から吸うことによって感染します。
◎接触感染
インフルエンザに感染した人が
咳・くしゃみを押さえた手や、鼻水を拭いた手で
机・ドアノブ・つり革・スイッチなどに触ると
そこにウイルスが付着します。
すると、次にそこに触った人が感染することがあります。
インフルエンザから身を守るために
◎流行の前にインフルエンザの予防接種を
インフルエンザワクチンは、合併症を予防し、症状が重くなるのを防ぎます。
毎年、流行が予測されるウイルス株のワクチンを
流行する前(12月上旬頃まで)に接種して
免疫力を高めておくことが大切です。
◎手洗い・うがい
手洗いは石けんと流水で15秒以上しっかりと洗いましょう。
うがいは強めにブクブクしたあと
のどの奥まで水が届くように15秒間しましょう。
◎適度な湿度
空気が乾燥していると、鼻やのどにウイルスがつきやすくなります。
乾燥した部屋では、加湿器などを使って
適度な湿度(50〜60%)を保ちましょう。
◎人ごみや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、特に高齢者や病気の人、疲れ気味の人、
睡眠不足の人は、人ごみや繁華街への外出をなるべく控えましょう。
やむを得ず外出をする時は手洗い・うがい・マスクを忘れずに。
インフルエンザにかかったな、と思ったら・・・
チェックしてみましょう!
そのほか、
・ 関節痛、筋肉痛
・ 全身の倦怠感、疲労感
・ 頭痛
の症状がある場合も、 インフルエンザを疑いましょう。
インフルエンザとわかれば、
・安静にして睡眠をとる
・十分に水分をとる
・咳・くしゃみの症状がある時は、 マスクをする
ひとりひとりが予防をこころがけることが重要です。
みんなでインフルエンザの流行を防ぎましょう。